<天皇杯:FC琉球3-1徳島セカンド>◇1回戦◇3日◇秋津

 サッカー日本一を決める天皇杯が3日、全国各地で開幕した。JFLのFC琉球(沖縄)は、四国リーグの徳島セカンド(徳島)に快勝。今年中にも予定するJリーグ準加盟申請を目指して、勢いをつけた。J準加盟のV・ファーレン長崎(長崎)は初出場の環太平洋大(岡山)に4-0と大勝。ソニー仙台(宮城)は福島ユナイテッドFC(福島)を延長の末に3-2と振り切った。J1、J2勢が登場する2回戦は5日に行われる。

 猛暑の午後1時キックオフの中、J2徳島の下部組織、徳島セカンドを下した。4年ぶりに出場したチームの目標は「1つでも多く勝ち、チームの名前を全国に知ってもらうこと」(新里監督)。Jリーグ入りを目指して近く準加盟申請を行う予定もあり、スタジアム改築に向けて署名活動も展開している。J2千葉に挑む2日後の2回戦に向けて、同監督は「胸を借りるつもりで臨んで、勝ち上がれれば」と意欲たっぷりだった。