<J1:新潟1-1仙台>◇第32節◇23日◇東北電ス

 サッカーの神様は、すんなり残留を許してくれなかった。1-0で迎えた後半ロスタイム1分。この時点で神戸と大宮は2-2。逃げ切れば確定だったが、ゴール前のこぼれ球を新潟FW田中に押し込まれた。

 いったん先送りとなったが、敵地で限りなく残留に近づいた。後半33分。FW赤嶺真吾(26)が決めた。敵陣で日本代表DF永田に1度は右足シュートを防がれたが、華麗に反転。直後に新潟DFの千葉と中野に挟まれ、MF本間も寄せてくる。だが、誰よりも先に左足つま先を当てて押し込んだ。駒大時代、同学年のライバルだった川崎FのFW矢島(早大)が、前節東京戦で反転から得点を奪ったのをテレビで見た。東京時代はFW大黒の動きを参考にした。赤嶺は「ヤジ(矢島)や大黒さんの動きが脳裏にあったから、無意識に決められたのかも」。

 残留決定はならなかった。「勝って決めなきゃいけなかった」と手倉森誠監督(43)。だが闘志は衰えない。次(27日・広島=広島ビッグアーチ)こそ決める。【木下淳】