横浜とJ2松本に、松田直樹氏(享年34)の松田シートが設けられることが23日、分かった。それぞれ約20席を予定しており、公式戦にサッカー少年らを招待する。出身校の前橋育英高にはサッカーボールなどを送る予定。22日に日産スタジアムで4万人以上を集めて行われた追悼試合で得た約1000万円の利益を活用するもの。当初の遺族の意向もあり、利益金は社団法人・松田直樹メモリアルが管理する。

 また同法人では、同資金などで、AED(自動体外式除細動器)の普及活動も行う。松田氏が昨年8月4日に急性心筋梗塞で亡くなって以来、JFLにもAED設置が義務化されたが、今後は青少年が集まる各運動施設の常備を目指す。