<高円宮杯U-18プレミアリーグ・イースト:静岡学園0-2流通経大柏>◇第7節◇6月30日◇時之栖裾野グラウンド

 静岡学園は流通経大柏に敗れ、約1カ月ぶりのリーグ再開戦を勝利で飾れなかった。0-0で迎えた後半に2失点。首位を走る相手に長所を消され、持ち味の攻撃的スタイルを出せないまま完敗した。

 全国トップレベルを肌で感じた。前半から出足で遅れ、球際でも相手に負ける場面が続いた。ボールを奪っても、相手の素早い対応に苦戦し、リズムを作れない。後半序盤はサイド攻撃でゴールに迫ったが、要所で相手の厳しいマークを受けた。同15分に中央を崩され先制点を許すと、終了間際にも失点し、万事休す。川口修監督(39)は「力負けですね。持ち味を出せた選手はほとんどいなかった」と淡々と振り返った。

 ただ、このままで終わるつもりはない。8月には全国総体が開幕する。6月29日に組み合わせが決まり、順当に勝ち上がれば流通経大柏とも対戦する可能性はある。

 DF手塚朋克主将(3年)は「上には上がいることがわかった。総体に向けてもっと練習しなければいけない」。川口監督も「今日の試合で得るものはたくさんあった。悔しい思いをして選手は成長していくはず」と、さらなる奮起に期待した。【神谷亮磨】