都内の路上でタクシー運転手に殴る蹴るの暴行を加えたとして、警視庁玉川署は13日、東京都世田谷区、元サッカー日本代表前園真聖容疑者(39)を、暴行の疑いで現行犯逮捕した。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(56)は「タクシー料金を払う意思があったかが鍵」と話す。意思がなかった場合「暴行に強盗未遂も重なり、勾留されて取り調べも受ける」。ただ前園容疑者は運転手に「連れが持ってくる」と、支払う意思を示す発言をしているため「暴行のみとなり勾留されず、釈放されるのでは」と話す。一般的には容疑者の弁護士が被害者に示談を求めに行くのが通常。被害届が出ていた場合「取り下げれば不起訴で、謝罪金10~20万円を支払うのが普通」。一方で「取り下げなければ罰金も発生する」と言い、およそ10万円だという。