今季からスタートするJ3(3月9日開幕)の開催概要会見が29日、東京・JFAハウスで行われ、参加クラブのホーム開幕カードが発表された。リオデジャネイロ五輪世代の育成を目指すJリーグU-22選抜の指揮を執る高畠勉監督(45)は「手倉森イズム」の注入と優勝を目標に掲げた。

 日本の課題である22歳前後までの世代の育成を目指すJリーグU-22選抜の指揮官の狙いは明確だった。今月開催されたU-22アジア選手権でU-21日本代表のコーチを務め、手倉森誠監督(46)の指導論を体感しているだけに「手倉森さんのコンセプトも考えてやっていく。五輪代表にもつなげていきたい」と意気込んだ。

 J1、J2の出場機会が少ない若手で構成され、練習は常に試合前日のみの予定。ほぼ、ぶっつけで試合に臨むことになるが「やるからには初代王者を目指す」と話した。<J3のホーム開幕カード>◆第1節=3月9日町田-藤枝(町田)YS横浜-秋田(ニッパ球)相模原-金沢(ギオンス)鳥取-盛岡(とりスタ)長野-福島(未定)琉球-U-22(沖縄県陸)◆第2節=3月16日町田-長野(町田)相模原-YS横浜(ギオンス)金沢-鳥取(石川西部)藤枝-U-22(藤枝サ)琉球-秋田(沖縄県陸)福島-盛岡(とうスタ)◆第3節=3月23日盛岡-U-22(盛岡南)秋田-福島(秋田球)※左がホーム。U-22はJリーグU-22選抜の略。