<J1:浦和1-1新潟>◇第13節◇28日◇埼玉

 U-22(22歳以下)日本代表の新潟DF鈴木大輔(21)が、Jリーグ初得点で不名誉な記録を止めた。1点を追う後半25分、ゴール前のFKから、こぼれ球を右足で押し込んだ。その後は体を張って守りきり、勝ち点1をもぎ取った。

 チームは敵地の浦和戦で過去11戦全敗、埼玉スタジアムでは9連敗中だった。「ごっつぁんです、という感じ。折り返しのボールが良かった」と鈴木。黒崎久志監督(43)も「後半は選手が奮起して、同点にした。うちにとって埼玉スタジアムで引き分けは、1つ階段を上がれた」と手応えをつかんだ様子だ。

 これで鈴木は6試合連続でフル出場。センターバックに定着した。昨年の広州アジア大会優勝メンバーでもあり、ロンドン五輪に向け、30日からのU-22代表合宿でもアピールする。「まだまだ足りないところがある」と気を引き締めた。