<J1:清水2-1山形>◇第15節◇15日◇アウスタ

 清水は後半23分にFW高原直泰(32)の今季4ゴール目で先制。後半、一時はPKで同点とされたが終了間際にMFアレックス(27)がPKを決め競り勝った。

 碓井がほえた。前半ロスタイム、MF小野が相手選手をペナルティーエリア内で倒し、PKの大ピンチを迎えた。スタンドからの「健平コール」。このピンチを救えるのは碓井しかいない。相手シュートに反応したが、ゴール右に蹴り込まれた。しかし、ほかの選手がペナルティーエリア内に侵入するタイミングが早かったとして主審はやり直しを指示。仕切り直しの“テイク2”で、碓井が1本目同様に右に反応し、今度は見事にブロックした。

 「悪い流れをいかに変えられるか。点を取られないことがGKとして全て」。ファインセーブでチームを救った守護神は両手を広げ、夜空に向かって雄たけびを上げた。この試合でプロ通算5試合目のスタメン出場となりA契約締結条件(出場時間450分)をクリア。ゴトビ監督からハリウッドスターのロバート・デ・ニーロと“命名”された碓井が完璧な仕事を見せた。

 攻撃陣もやるしかない。後半23分、途中出場のMF枝村が起点となりDF太田のクロスをセンターFWの高原が押し込み、先制点を奪った。しかし、同43分。またしても清水にPKの判定。同点弾を決められたが、ロスタイムに高原が倒され、PKを獲得。両チーム計“4度目”のPKをMFアレックスが冷静にゴール左に流し込み決勝点。PK合戦を制し、待望のホーム4戦ぶりの白星を手に入れた。【為田聡史】