<J1:名古屋3-2C大阪>◇第17節◇22日◇金鳥スタ

 今夏欧州移籍が濃厚なC大阪のMF乾貴士(23)が5試合ぶりに途中出場し、後半ロスタイムに右足で今季2点目を決めた。

 「自分がチームに与える影響がある程度大きいというのは自分でも把握していた。出てない期間に支えてもらったいろんな人や、スタメンを外されて、もう1回使ってくれた監督に感謝したい」。

 気持ちが海外に傾いていることに加え、5月24日のACL・G大阪戦でハーフタイムでの途中交代を命じられた際、ロッカールームで不満を態度で表したことを理由に、ここ4試合ベンチ外が続いていたが、レビークルピ監督が「入れる時期が来た」と判断。後半16分にピッチに入った乾は、得意のドリブルで何度もチャンスメークを繰り返した。あと1点届かず、チームはホームで3連敗。「みそぎ弾」とはならず、乾は「個人として結果を出せたのはよかったが、チームとして勝たないと。いろんな意味でしっかりやらないといけない」と謙虚に話した。

 次節25日の新潟戦(東北電ス)ではMFマルチネス、キム・ボギョンが累積警告で出場停止。乾は先発の可能性が高く、レビークルピ監督も「きょうのパフォーマンスは本当によかった。これからもっと成長していってほしい」と、欧州移籍を前に、乾の最後の“置き土産”を期待した。【福岡吉央】