<J1:横浜2-1山形>◇第4節◇13日◇ニッパ球
「始まりと終わりが良ければすべて良し」ではなかった。優勝した04年以来の5連勝を飾っても、横浜に喜びはなかった。開始15秒、MF谷口博之(26)のスルーパスに裏に抜けたFW渡辺千真(24)が、冷静にゴール右隅に沈めて「人生最速」の先制点を奪った。同点に追いつかれた後半ロスタイムにはCKにFWキム・クナンがヘディングで決勝点。劇的勝利にも、木村和司監督(52)は「最初と最後の15秒だけ。中身が何もない」と顔をしかめた。
連戦の疲れに、下位相手の試合。「慢心がないと思っていても…。自分もまれにみるミスの連続だった」とMF中村は振り返る。全体的に動きだしの少なさ、パスミスが目立ち、拙攻続き。ハーフタイムには「1点取って終わりか。こんなゲームをしていたらお客さんは帰ってしまうぞ」とカミナリが落ちたが、効果は薄かった。首位の柏との勝ち点「1」差を保っただけ。「中身」の課題が噴出した1勝だった。



