古巣鹿島を、親友増田を倒す。山形は今日6日、アウェーで鹿島と対戦。左サイドハーフ(SH)で先発濃厚なMF川島大地(24)が、地元でもある茨城・鹿嶋市に凱旋(がいせん)する。ここ2試合は右SHで出場し、サイドから内にドリブルで切れ込む「カットイン」でチャンスを作ってきた。本職の左SHに戻る今節は「右をやって得た感覚もあるし、鹿島とやるのも楽しみ」と絶好の舞台が整った。

 得意のドリブルで内に仕掛ければ、1歳上の増田と対峙(たいじ)する。鹿島時代には頻繁に食事に出掛け、技術面でのアドバイスを受けた。増田が昨季山形でプレーしていたこともあり、移籍してくる際には「まずは守備を頑張れ。大地は攻撃面は良いモノがあるし、理解してくれるから」と励まされた。日本代表候補まで上り詰めた先輩とのマッチアップに「(増田)誓志くんは威圧感があるし、正直あたりたくないですね。でも、ドリブルでいなしてやりたい」と宣戦布告した。【湯浅知彦】