<J1:大宮2-0磐田>◇第24節◇27日◇NACK

 開幕からホーム未勝利(5敗6分け)だった大宮は磐田に完封勝ちし、本拠地12戦目で初勝利を挙げた。後半27分、U-22日本代表MF東慶悟(21)の11戦ぶりとなるゴールで先制。同31分にはMF渡辺大剛(26)の今季初得点で追加点を奪い、快勝。守備陣が最後まで相手の反撃をしのいで逃げ切った。

 東の技ありゴールで勝利を一気に引き寄せた。0-0で迎えた後半27分、ゴール中央でボールを受けると、鋭い切り返しで相手DF2人を置き去りにし、冷静に右足で流し込んだ。東は「イメージ通りだった。何よりも、ホームで勝てたことがうれしい」と、個人記録よりもホーム初勝利を喜んだ。チームの勢いは止まらず、同31分にはゴール中央を突破したMF渡辺がゴール右隅を狙った右足ミドルを突き刺し、勝負を決定づけた。鈴木淳監督(50)は「苦しいゲームだったけれど、選手はよく頑張った」とたたえた。