左膝の負傷で離脱している清水MF小野伸二(32)が、残り2試合となったリーグ戦での出場を熱望した。23日の練習では、患部を固定しながらランニングとボールを使った軽めのメニューを消化。全治4週間のため、来月17日の天皇杯での復帰が予想されているが、小野は「多少リスクを負ってやっている。無理してでも早ければ今週末(鹿島戦)に合わせてやって、駄目なら来週(G大阪戦)」と来月3日に終了するリーグを視野に入れた。

 主将として、居ても立ってもいられなかった。小野を欠いたチームは最近2戦未勝利。今季を通じても、6戦でわずか1勝のみと、小野不在の影響は結果に表れ、現在7位に停滞している。それだけに「まだチームは6位で終われる可能性がある。キャプテンとして最後までピッチに立てないのは残念。少しでも順位を上げて、チームの役に立ちたい」と中心選手としての責任を感じ、今は早期復帰に望みをつなぐ。【栗田成芳】