G大阪の元日本代表MF橋本英郎(32)が、今季限りで退団する可能性が高いことが23日、分かった。神戸が獲得オファーを出しており、移籍先の有力候補に挙がっている。橋本はG大阪ユースからの生え抜きで、98年に稲本(現川崎F)らとともにトップ昇格。大阪の名門・天王寺高から大阪市大と進んだ頭脳的MFで、14年間もG大阪の中盤を支え続けてきた。

 オシム体制下の07年には日本代表に初招集され、国際Aマッチ15試合無得点。退任が決まった西野体制下で10年もプレーした。05年にリーグ制覇、08年にはACL制覇に貢献。同年のクラブW杯・マンチェスターU戦で得点を挙げて3-5の壮絶な打ち合いを繰り広げる原動力にもなった。この日、橋本は自身の去就には触れなかったが「西野さんが去ることで、1つの時代が終わる感じがする。これで次の時代、次の世代に移るのかな」と寂しそうに話していた。