GK川口能活(36)が止めて、FW金園英学(23)が決める。磐田が「KKコンビ」で今季初の3連勝を狙う。26日、磐田は次節神戸戦に向けて約40分、軽めの最終調整を行った。J史上3人目となる通算100完封に王手をかけている川口は、セービングの練習を入念に行った。記録達成を目前に控え「1番後ろでどっしり構えて、0に抑えたい」と意気込んだ。

 負けられない理由もある。母校の清水商が今日、全国切符をかけて高校サッカー選手権県大会決勝に臨む。自身も全国制覇を成し遂げた大会。川口は「思い切って悔いの残らないようにやってほしい。お正月は清商の応援に行きたいですね」と、エールを送った。

 ルーキーの金園も大記録達成を狙っている。前節甲府戦で自身初のマルチ弾を達成。今季12ゴールとし、09年に横浜FW渡辺が達成した新人最多得点まであと1得点となった。この日も、居残りでシュート練習を繰り返し行うなど、入念に準備。U-22日本代表の山崎が不在のため、先発が確実で「ゴールが求められていると思う。しっかりチームの勝利に貢献できるようなプレーをしたい」と力強く話した。【神谷亮磨】