J2札幌が今季限りで広島を退団するMF高柳一誠(25)と同時に大分FW前田俊介(25)の獲得に動いていることが12日、明らかになった。トリッキーなドリブルやシュートを武器に今季、J2ながら大分で30試合8得点と奮闘した。CK、FKの精度も高くクラブの補強ポイントでもあるセットプレーのキッカーとしても期待がかかる。三上強化部長も「最上級のレベルで注目している選手」と話した。奈良出身ながら高柳とは広島ユース時代からの同期。“広島育ち”の2人が同県出身の指揮官のもと、再起をかける。

 ◆前田俊介(まえだ・しゅんすけ)1986年(昭61)6月9日、奈良県桜井市生まれ。高田FCから02年広島ユース入り。03年Jユース杯優勝、04年高円宮杯全日本ユース優勝&得点王。05年トップ昇格。同年U-20W杯オランダ大会出場。07年6月に大分に期限付き移籍、08年完全移籍。10年8月に東京に期限付き移籍も今季、大分に復帰。Jリーグ通算125試合18得点。173センチ、70キロ。左利き。血液型A。