<J1:大宮2-1札幌>◇第8節◇28日◇NACK

 連敗が止まらない-。札幌は大宮に敗れた。前半10分に失点。同ロスタイムにMF高木純平(29)が2戦連発となるゴールを決め追いつくも、後半26分にDF陣の連係ミスから決勝点を許した。シュート数は今季最多16本と、終盤は攻め込んだものの勝ち点は奪えなかった。8戦未勝利で7連敗。横浜が勝利したため、J1唯一の未勝利チームとなった。

 いつになったら勝てるのか。後半ロスタイム、札幌MF宮沢がゴール前のハイボールに飛び込むも、相手DFに阻まれ倒れ込むもノーファウル。1-2になってからは一方的に攻め込んだがゴールは奪えなかった。「内容は悪くないのに。チャンスもあった。パスもつなげている。最後のところを詰めていかないと」とFW近藤。今季最多のシュート16本も、勝利の歓喜は、またもお預けとなった。

 スクランブル体制も実らなかった。腰痛のため7日の柏戦後3週間、戦列を離れていたFW内村を、前日27日に急きょ遠征メンバーに加えた。1点を追う後半35分に途中出場。前線で精力的に動いたが勝ち点は奪えなかった。「相手も守りに入っていて難しかったが、追いかける立場だったし何とか点を取りたかった」と内村。昨季、声出し隊長として昇格に貢献したムードメーカーのDF岡山もリーグ戦で初めてベンチ入りさせたが、勝てなかった。

 8戦目にして横浜が初勝利を挙げ、ついに札幌だけが未勝利と、取り残されてしまった。だがリーグはまだ26試合。DF日高は「まだあきらめるときじゃない。こういう状況でも大声で応援し続けてくれるファンと、何としても勝利を分かち合いたい」と言った。過去、開幕8戦以上未勝利のクラブは5例あるが、06年広島、08年千葉、10年新潟と半分以上が残留している。ペトロビッチ体制初年度だった06年広島のようにスタイルを貫き、J1定着を果たしたクラブもある。まだ可能性は十分にある。

 川崎F戦翌日の22日、選手だけで集まり札幌市内で決起集会を開いた。目的はサッカーだけでなく、みんなでしゃべって、コミュニケーションを高めることにあった。約4時間の会合であらためて結束を確かめあった。7戦ぶりにベンチ入りした選手会長の砂川は「結果が出ればいい流れになるはず」と言った。自分たちを信じて走り続ければ、必ず結果は出るはずだ。【永野高輔】