<J1:磐田2-2浦和>◇第10節◇6日◇エコパ
「韓国のクロヒョウ」磐田MFペク・ソンドン(20)がついに目覚めた。前半25分、MF山田のクロスに相手DF2人のマークを外し、頭で合わせた。最大の武器でもある爆発的なスピードを生かした動きでJ初ゴール。待望のゴールを決めたことで「自信につながった」と、逆転されて迎えた後半26分には、再び山田のクロスを技ありのバックヘッドでそらしてこの日2点目をマークした。
ペクは「ヘディングでのゴールはサッカー人生でもあんまり記憶にない。チームのために点を取れたことは大変うれしい」。この日は、韓国から両親が観戦に訪れていた。どうしてもゴールが欲しかった一戦。「見に来てくれたことで力は出た」と、Jリーグ挑戦を後押ししてくれた2人のためにプレーで恩返しした。
リーグ7戦目で初ゴール。日を重ねるごとに、他選手との連係は高まってきている。普段はJリーグ2年目のDFチョに日本語を教えてもらっている。覚えた日本語で積極的にコミュニケーションを取るなど、向上心は尽きない。この日の先制点は山田とのアイコンタクトだけで相手マークを外した。言葉の上達以上に、パスが出てくるタイミングを理解するのは早かった。
ホームで勝ち切ることができなかったが、3連敗は阻止。「次は勝てるように頑張りたい」。次節はホーム鹿島戦。生みの苦しみから解放されたペクがヤマハで大暴れする。【神谷亮磨】



