神戸の西野朗新監督(57)が、FW大久保嘉人(29)にいきなり“イエローカード”を出した。22日、神戸市内での全体練習を初指導。午前9時の開始に30分近く遅れたエースFWを口頭で注意した。理由は車の故障。高速道路走行中にタイヤがパンクし、ホイールも破損した。不測の出来事とはいえ、新体制の始動日というタイミング。G大阪を退任後、半年ぶりにピッチ上で指導した指揮官は黙認できなかった。

 「少し厳しく伝えた。それじゃあ困るということ。選手は自己管理をしっかりやっていかないといけない」。頭を下げた大久保は「8時前に着く予定だったけど。車が走ってる途中でボンボン言い出して。こりゃまずいなと」。さすがにばつが悪そうだった。初采配は26日の鹿島戦(ホームズ)となる。