仙台のナビスコ好調コンビが、16日のリーグ再開初戦(対札幌)で今季リーグ初スタメンとなる可能性が出てきた。14日の紅白戦では、1本目の主力組にFW中原貴之(27)と武藤雄樹(23)が入った。6日のナビスコ杯広島戦で2得点した中原は「スタメンで出るなら必ずゴールを決められるようにしたい」とギラギラ。今季ナビスコ杯5戦のうち4試合で先発している武藤とともに、積極的な仕掛けからリーグでも暴れるつもりだ。

 故障者続出でメンバーは流動的な状況。右内転筋の肉離れが完治していない赤嶺と足に古傷を抱える松下が、大事を取ってこの日の練習参加を見合わせた。手倉森監督は「(中原は)得点のにおいがしている。(先発で)ぶつけてみたい気持ちはある」とした一方で「ゲームプランとしてはヤナギ(柳沢)もある」と両にらみも示唆。左内転筋を痛めている鎌田の起用法も含め、直前までベストを模索していく。【亀山泰宏】