<J1:神戸1-0新潟>◇第15節◇23日◇ホームズ
神戸の西野朗監督(57)が、就任後初の2連勝を飾った。攻め込みながらもなかなか決定機を作れない。苦しい展開になりながら、後半13分に挙げた1点を守りきった。日本屈指の名将はホッとした様子で、奮闘した19歳小川と21歳森岡の若手について振り返った。
「2人に伝えたのは、頑張るだけではFWは何も残らないこと。頑張りは評価するが、得点を追求する意欲がないとFWの本来の価値観は見いだせない」。
偶然にも勝利を呼んだのは、2人が「追求した」1点だ。自陣からつないだボールを、途中出場の森岡が思い切りのいいミドルシュートでゴールを揺らした。場内は得点者森岡のアナウンス。しかし…。試合終了直後、得点者は小川に変更になった。実は、前を走っていた小川にシュートがかすり、コースが変わってゴールに入っていたのだ。
ヒーローになり損ねた森岡は「(シュートに)当たった者勝ちっすよ。でもボクのシュートがそのままなら、GKの正面だったと思います」と苦笑い。前節磐田戦で3発を挙げ、2戦計4発の小川は「こぼれ球に詰めようとしたら、たまたま当たった。ラッキーです」とこれまた苦笑い。
期待の若手が切磋琢磨(せっさたくま)しながら、西野神戸の反撃の夏が始まった。【益子浩一】



