<J1:大宮1-0清水>◇第16節◇6月30日◇NACK
清水が通算1000ゴールの呪縛から逃れられない。大宮を相手に前半から積極的に攻め続けるがゴールが割れず、あと1に迫った大台到達はお預け。それどころかロスタイムに決勝ゴールを奪われ、6戦白星なしとなった。
5戦勝ちなしがウソのようだった。たまったうっぷんが、試合開始直後から清水イレブンをゴールに向かわせた。前半6分、MF河井が両チームのファーストシュート。同12分にもFW大前のシュートのこぼれ球に5戦ぶり先発のFW伊藤が詰め、ゴールネットまであと1歩と迫った。
約2400人のサポーターが駆けつけたアウェー大宮・NACK5スタジアム。通算1000ゴールのにおいがぷんぷん漂うと、大声援を背に猛攻も止まらない。同36分、DF平岡のパスからFW大前が強烈なミドル。同28分には中盤でボールを奪ったMF小野主将も迷わずゴールに。セットプレーではボランチの村松が、がむしゃらに飛び込んだ。「その話題も早く終わらせたい」。試合前日の大前の言葉を現実に-。FW陣だけでなく全員でとにかく1点を奪いにいった。
しかし、その必死な姿に女神がほほ笑むことはなかった。後半26分、途中出場のFW高木のクロスに同じく途中出場のFW高原がシュートを放つ。さらに同33分にMF枝村と攻撃的な選手を次々に投入したが、1点が遠い。すると試合終了間際のロスタイムだった。1発のスルーパスから痛恨の決勝点を許した。試合終了の笛と同時にGK林はピッチに倒れ込み、サポーターからは前節鳥栖戦に続き、ブーイングが飛んだ。あと1点と迫った1000ゴールは、またも持ち越しに。ここ5試合でPKによる1点だけで10位に後退。勝てないもどかしい状況を変える1点がほしい。【前田和哉】



