<J1:清水0-2浦和>◇第23節◇25日◇エコパ

 浦和がアウェーで清水に完勝した。負傷欠場したMF柏木陽介(24)に代わってトップ下で先発したMF梅崎司(25)が、チームをけん引。前半11分に右クロスに飛び込み先制点を決めると、同18分には貴重な追加点となるPKを獲得した。守備陣も最後まで集中を切らさず、4戦ぶりの完封で応えた。6年ぶりの王座奪回へ、終盤戦を前に攻守ががっちりかみ合ってきた。

 アウェーでの勝ち点3以上に、意味のある1勝だった。歓喜に沸くスタジアムを後にする選手には充実感が漂っていた。ペトロビッチ監督(54)も試合後の会見で「いつも以上に集中できた。1日でチームが良くなるわけではないが、日々成長している」と、満足そうに振り返った。

 完璧な試合展開は、MF梅崎の先制点から始まった。前半11分、左サイドから逆サイドを駆け上がるMF平川忠亮(33)へ大きく展開。「前線にかなりスペースが空いていた」と一気にゴール前に飛び出し、折り返しを丁寧に左足で合わせゴールネットを揺らした。

 直後の同18分にはドリブル突破で相手の反則を呼び込み、MF阿部勇樹(30)のPK弾を演出。柏木の欠場を全く感じさせないプレーの連続。指揮官も「運動量、ゴール前での質。素晴らしかった。これでチームにオプションが1つ加わった」と絶賛。今季「誰が出てもミシャ(ペトロビッチ監督)サッカーが出来るように」と掲げたチームのテーマを体現する活躍だった。