<J1:C大阪3-2鳥栖>◇第28節◇6日◇金鳥スタジアム

 C大阪が鳥栖に逆転勝ちし、2季ぶりのリーグ3連勝。降格圏から離れる大きな勝ち点3を積み上げた。決勝弾は新エースFWの柿谷曜一朗(22)が決めた。後半41分、枝村がドリブルで進入して得たPKのキッカーを志願した。レビークルピ監督の基本方針は、PKを獲得した者が蹴る。柿谷は「蹴らしてほしい」と願い出た。GKの動きを見て、右隅に決めて今季2桁10点目。「蹴らしてもらえた(枝村)匠馬に感謝したい」と節目を喜んだ。

 「中核」としての自覚の芽生えだ。勝ち越した直後、今度はGKキムのファウルで相手にPKを与えた。柿谷は年上のキムに「自分でファウルしたんやから、自分で止めたらええやん」と言ったという。精神的に動揺する状況で「自分を引っ張ってくれたと思う」とキム。結果を出すことで求心力も高まってきた。

 前半27分にも、頭で同点ゴールを決めた。ホーム金鳥スタでは5戦連発。レビークルピ監督は言う。「(香川)真司、清武、乾と同じ道を歩むにはゴール、アシストと数字が大事。数字を出して、今日のように決定づける働きをすれば、フル代表にたどり着ける日もくるはずだ」。柿谷も「(得点は)取れるだけ取りたい」。寝坊癖などからJ2徳島で鍛え直し、今季から復帰したC大阪で輝きを放ち、日の丸を目指す。【実藤健一】