<J1昇格プレーオフ準決勝:京都0-4大分>◇18日◇西京極

 京都の3季ぶりのJ1復帰が消えた。大分森島の4得点に惨敗。勝てば自動昇格だった11日のリーグ最終節甲府戦に続いて1点も奪えず、大木武監督(51)は「勝負どころで勝てなかった」と嘆いた。稲盛和夫名誉会長は「腹が立ったね。すいません」。元日の天皇杯決勝で敗れた国立へ「悔し涙をうれし涙に」と意気込んだが、ホーム西京極で昇格の道は断たれた。

 今季は20歳のMF駒井や福村が主力へ成長したが、J1の舞台には届かなかった。今井社長は「成長力で実力を上げる。体制や、やるサッカーは絶対に変えない」と断言した。大木監督には今夏に続投要請しており、祖母井GMも契約を更新。U-19(19歳以下)日本代表のFW久保はスイスの名門ヤングボーイズ移籍が濃厚だが、3年連続J2となる来季も信念を貫く。MF中山主将は「止まるわけにはいかない」と雪辱を期していた。【近間康隆】