浦和への移籍が決まっている元日本代表の鹿島FW興梠慎三(26)が秘話を明かした。前日に天皇杯準決勝で敗退したチームは30日、茨城・鹿嶋市内で解散式を行った。整理した荷物を車に積み込んだ後、興梠は「鹿島のエース番号である13番をもらったけど見合った活躍ができず申し訳ない気持ち」と心境を語った。先発での出場機会が減った秋ごろ、浦和からオファーを受け気持ちが揺れ動いた。その際、代表でも一緒にプレーした浦和MF鈴木に電話をし「お前に合うサッカーだよ」と後押しを受けたという。「新人の気持ちでやりたい」と、8年間在籍した鹿島に別れを告げた。