<ACL:貴州人和0-1柏>◇1次リーグH組◇27日◇貴陽
2年連続出場の柏が、新外国人FWクレオ(27)の決勝ゴールで貴州人和(中国)を下した。厳しいアウェー戦ながら、日本勢4チームで唯一の初戦勝利。セントラルコースト(オーストラリア)-水原(韓国)が0-0で引き分けたため、H組の首位に立った。
身長185センチのクレオに、待望の移籍後初ゴールが生まれた。前半ロスタイム。強烈なヘディングシュートはバーにはじかれたが、再び頭で押し込んだ。両手人さし指を天に向けて感謝し、右の拳を突き上げながら歓喜のジャンプ。アウェーのスタジアムがどよめいた。「少ないチャンスを決めるのが、ACLを勝ち上がるためには必要だ。大事な初戦に勝てて自信になった」。昨季は広州恒大のFWとして柏の前に立ちはだかった男が、頼れる助っ人として真価を発揮した。
終盤、貴州人和の猛攻撃を浴びながらも1点を全員で守り切った。ネルシーニョ監督は「良い時間帯で点を取れたのが大きかった」。MF大谷主将も「危ない場面もありましたけど、グラウンドもぬかるむ中、全員が最後まで体を張って集中した結果だと思います」と胸を張った。
柏はプレシーズンの千葉戦で0-3、ゼロックス・スーパーカップ広島戦で0-1と連敗。今季から導入した慣れない3バックシステムに、最終ラインと前線が間延びする傾向にあった。だがクレオや工藤らFW陣が積極的に低い位置に戻ってパスを受けることで問題を解消。決勝点も、その直前にクレオが敵陣中央付近に戻ってパスを受け、左サイドへ展開したことから生まれたものだった。
この日、同組の水原とセントラルコーストが引き分けたため、柏はさっそく首位に立った。次戦(3月13日)は、ホーム日立台でのセントラルコースト戦。大谷主将は「予選を突破するには勝ち続けることが必要。ホームでは3試合で勝ち点3を取りたい」。熱狂的サポーターの後押しで、スタートダッシュに加速をつけたい。【千葉修宏】



