<J1:磐田4-0湘南>◇第8節◇ヤマハ

 磐田GK川口能活(37)が、J1で101回目の完封を収めた。開幕から7戦未勝利のチームは、これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように湘南に大勝。初勝利を手にした。川口は後半23分、1対1のピンチを好セーブで切り抜けるなど、最後方でチームを引き締めた。

 前節広島戦では、ゴール前の不用意なパスをカットされ、屈辱的な失点。面目躍如の勝利に「勝てなくて苦しくて。前回は自分が責任を感じていたけど、監督もチャンスをくれたし、いい準備ができた。サポーターに勝利をプレゼントできてホッとしています」。

 昨季開幕戦(札幌戦0-0)で史上3人目のJ1通算100完封を達成。だが、その後の練習で右アキレスけんを断裂し、長期離脱した。苦難を乗り越えての101回目に「数字は関係ない」。それでも自身にとって約1年1カ月ぶりの勝利。「勝つってどういう感じか忘れるぐらい、自分の中で消化できない日々が続いた。勝つ感触を味わい思い出しました」と喜んだ。

 チームは最下位を脱出したが、37歳のベテランは「自分たちより上のチームをつぶすつもりで挑む」と力強かった。【岩田千代巳】