<ナビスコ杯:C大阪2-1鹿島>◇1次リーグ◇22日◇金鳥スタ
柿谷がスーパーゴールだ!
C大阪が鹿島を下し、1次リーグB組首位通過を果たした。前半36分、FW柿谷曜一朗(23)が自陣でボールを奪い、約60メートルのドリブルから右足で決勝点となるミドル弾。今日23日の日本代表メンバー発表を前に、初の代表入りが期待されるエースが、最後まで存在をアピールした。
誰にも止められない圧倒的なゴールだった。同点で迎えた前半36分。FW柿谷は自陣センターサークル手前で相手のパスをカットすると、約60メートルをドリブルで駆け上がった。ゴール前ではカバーに入った鹿島DF山村をかわし、右足でゴール左にミドル弾。テクニック満載のプレーでスタンドの視線をくぎ付けにした。
「(相手からボールを)取った時は早く前を向いて行くように言われていた。(4月27日の)大分戦では左で打って外したので(利き足の)右で打とうと思った。しっかりバランスを保って逆サイドに打てた」
背後からMF山口も猛ダッシュで走り込んでいたが、柿谷はシュートを選択。「前半やったし、思い切ったプレーが必要だと思った」。10代のころから天才と言われ続けた23歳はゴール前でも冷静だった。
視察に訪れた日本代表の和田一郎アシスタントコーチの前で強烈なアピール弾。代表入りについては「無理っしょ。ない」と謙遜したが、レビークルピ監督は「監督の戦術に合うか合わないかだと思うが、個人的には代表にふさわしい選手だと思う」と推した。
シーズン中は暇さえあれば睡眠時間に充てる生活を続けている。午後まで時間のあるナイターゲーム前には、12時間以上寝ることも。「当日、朝ご飯を食べた後もミーティングまでひたすら寝るんです」。そんな独自の調整法も好調の要因の1つだ。
柿谷はこれで今季、公式戦18試合11得点。10年から続く公式戦での鹿島戦連敗も8で止まった。好調を維持するエースの活躍が、5月の公式戦4勝2分けというチームの結果にも表れている。【福岡吉央】
◆柿谷曜一朗(かきたに・よういちろう)1990年(平2)1月3日、大阪市生まれ。06年1月3日の16歳誕生日、クラブ史上最年少でC大阪ユースからトップ昇格。09年から3季をJ2徳島で過ごし、昨年からC大阪復帰。今季はクラブのエース番号8を背負う。177センチ、68キロ。



