<J2:徳島1-0札幌>◇第22節◇3日◇鳴門大塚

 J2札幌は徳島に敗れ、後半戦スタートを飾ることはできなかった。後半2分に失点すると、同29分にDFパウロン(23)が、この日2度目の警告を受け退場。数的不利の中、得点を奪えず、今季2度目の2戦連続完封負けとなった。対徳島は09年以来6戦ぶりの黒星。9勝2分け11敗で勝ち点は29のまま、プレーオフ圏6位栃木との差も前節と同じ5だが、下位相手に痛い2連敗となった。

 10人の猛追も実らなかった。後半36分、特別指定のFW工藤の縦パスにFW横野が抜け出すも、ミートできず、同42分のMF上里の左足ミドルはGKに阻まれた。ロスタイムには左クロスにMF内村が飛び込むも枠をとらえられなかった。財前監督は「疲れなのか反応が遅く前半は圧倒される場面が多かった。後半早々に失点して相手のペースになってしまった」と振り返った。

 中3日でのアウェー連戦。疲労が蓄積し敵地は6月8日愛媛戦(ニンスタ)から3連敗となった。指揮官が「暑さもあるので90分戦える選手でいかないと」と17人厳選も、勝ち点はゼロ。2連勝中のホーム厚別で迎える7日の次節福岡戦で連敗ストップを目指す。