<J1:新潟1-0C大阪>◇第18節◇7月31日◇東北電ス
凱旋(がいせん)帰国弾はならなかった。東アジア杯で3得点を挙げ、日本代表を初優勝へと導いたC大阪のFW柿谷曜一朗(23)は、シュート0本。今季4敗目を喫した。試合終了の笛が鳴ると、サバサバとした表情で額の汗をぬぐった。
「前の選手がうまく絡めなかった。俺らが前でこの出来では…。DF陣はセットプレー(の失点)以外、完璧に抑えてくれたのに申し訳ない。何も言い訳できない。決められなかった僕らに責任がある」
東アジア杯韓国戦から中2日の強行日程。柿谷は前線でチャンスを待ち続けたが、この日は守備時の運動量が少なく、ほかの攻撃陣との連係もかみ合わず。「代表から帰ってきて、ほかに状態がいい選手がいる中で使ってもらって、サブの選手に申し訳ない」と、反省ばかりが口をついた。
監督代行を務めたマテル・ヘッドコーチは「韓国戦の影響はあったかもしれない。その中で自分の持っているものを出そうとしてくれたが、どの試合でも(いいプレーを)できるのはメッシやペレのレベルの選手だけ」と、お疲れモードだった柿谷をかばった。
この日は無得点だったが、14日のウルグアイ戦で日本代表に招集される可能性は十分ある。日本協会は左足を負傷中のFWハーフナー(フィテッセ)には招集レターを送っておらず、東アジア杯で結果を残した柿谷にとっては、既存の代表メンバーの中に食い込む大きなチャンス。柿谷は「いろんなことを言われると思うけど、今日の負けは忘れて、次のホームで気にせずやりたい」と、3日の甲府戦へとすぐに気持ちを切り替えた。【福岡吉央】



