<J1:磐田1-2浦和>◇第18節◇7月31日◇エコパ

 磐田がホームで浦和に逆転負けを喫した。東アジア杯で優勝した日本代表の主将を務めたDF駒野友一(32)が、後半19分に鮮やかなシュートを突き刺して先制。そのまま逃げ切りを図ったが38分に同点弾を許すと、ロスタイムに日本代表DF森脇良太(27)の逆転弾を浴びた。磐田は関塚隆監督(52)就任後初黒星となり、J2降格圏脱出のチャンスを逃した。

 現状打破のためにも、磐田にとって後半戦スタートの今節は重要な戦いだった。前半は堅い守備ブロックを形成。相手にスペースを与えないよう、最終ラインも復帰したDF伊野波雅彦(27)を中心にコンパクトを意識して上げ下げを繰り返した。ひやりとする場面もあったが、守備陣が体を張り、ミドルシュートにも対応。前半を0-0で折り返した。

 この日は日本代表のザッケローニ監督が視察。東アジア杯で日本代表主将を務めたDF駒野友一(32)は、韓国戦から中2日で出場した。大会期間中に32歳の誕生日を迎え、浦和DF森脇良太(27)からハッピーバースデーの歌をプレゼントされていた。「32の最初の代表の試合で優勝を持って帰ることができたし、31より成長して自分のプレーもいい結果が出るようにしたい」。そう誓った駒野が、ザッケローニ監督の前で結果を出した。磐田の攻めが続いた後半19分。右サイドからドリブルで切れ込みシュート。ゴールネットを揺らし、先制点を挙げた。

 第5節の浦和戦では、アウェーで圧倒的に押し込まれ、ロスタイムに逆転される悲劇を味わっていた。先制後も受け身になることなく攻め続けたが、38分、個人技で左サイドを突破され、最後はMFマルシオ・リシャルデス(31)に同点弾を与えてしまう。そしてロスタイム。日本代表DF森脇に逆転弾を浴び、再びロスタイムの悲劇を繰り返してしまった。これで関塚監督就任後、初黒星。J2降格圏脱出も見えていたが、1歩遠ざかってしまった。【岩田千代巳】