<J2:京都1-1山形>◇第27節◇4日◇西京極
山形がアウェーで京都と引き分け、6戦勝ちなしとなった。前半29分にMF山崎雅人(31)の豪快な右足シュートで先制。前半終了間際まで京都のパスワークを封じていたが、42分に11試合連続の失点を喫して追いつかれた。勝ち点1を分け合い、暫定13位となった。
山崎が地元京都の豪雨を切り裂いた。前半29分、DF石川の左サイドからのスローインを受けたMF伊東がフリーの山崎へスルーパス。シュートコースが見えると瞬時に右足を振り抜いた。前節熊本戦に続く2試合連続の先制ゴールに、応援に駆けつけた家族が見守るスタンドを指さした。
誰よりも前線で動き回り、常に相手DFの背後を狙っていた。たとえボールが来なくても「ムダ走りをしなければ、チャンスは生まれない」。主将は、練習から同じ言葉を繰り返す。この日は右サイドハーフでの先発だったが、得点は左に動いたところで生まれた。守っても激しいプレスで相手をサイドへ追い込み、パスワークを封じた。
しかし前半42分、7戦連続で違う組み合わせになったDFラインが一瞬のスキを突かれた。縦パス1本で裏を取られて失点。リードしたのはわずか13分間だけだった。
後半も山崎の奮闘ばかりが目立った。敵陣深く持ち込んだと思えば、直後に自陣ゴール前で懸命のクリア。足が止まってくる時間帯でも「ザキさん(山崎)が頑張っているから、俺たちも頑張れる」とFW中島が言うように、主将に引っ張られて追加点を狙ったがゴールは奪えず引き分け。ただ、上位を苦しめたように、どん底からは確実に前進している。【鹿野雄太】



