<J1:鳥栖1-0仙台>◇第22節◇24日◇ベアスタ

 激しい雨の中で悔しさにまみれた。仙台が後半戦初黒星を喫した。アウェーで鳥栖に完封負け。前半は相手の激しいプレスに苦しんで攻撃が停滞し、先制点も献上。後半は次々に攻撃的カードを切って猛攻を仕掛けたが、1点が遠かった。7月17日の広島戦以来となる敗戦。ショックを引きずることなく、中3日で臨む28日のC大阪戦へ切り替えたい。

 試合前、手倉森誠監督(45)は「彼らのアグレッシブなサッカーに対抗しなくてはならない」と話していたが、前半は鳥栖のハイプレスになすすべがなかった。自陣でも激しく追い回され、バックパスの連続。相手の強固なブロックを崩す糸口を見つけられずにいると、26分には元仙台の高橋に中盤で競り負け、最後は水沼の鮮やかなミドルシュートで先制を許した。

 ロングボールで変化を付けようにも、石川直、鎌田らが「鍵を握る」と口をそろえていたセカンドボールをことごとく拾われて相手に勢いを与えるばかり。仙台でのデビュー戦となった石川大は武藤との連係から積極的に飛び出しを狙ったが、シュートまで持ち込めない。完全に手詰まりとなった状況を打開すべく、後半13分には太田、18分には松下を相次いで投入。20分にはスルーパスに抜け出した太田が右足を振り抜くも、相手GKの好セーブに防がれた。直後のCKからは蜂須賀がヘディングを狙うが、バーの上を越えた。

 後半途中からはこの日ボランチに入っていた鎌田と、センターバックの角田がポジションチェンジ。34分には武藤に代えて中原を投入して高さを加え、より攻撃的な布陣でゴールを目指した。42分には松下のクロスを太田が頭で合わせるが、バーを直撃。結局最後までリーグ最多失点の鳥栖ゴールをこじ開けられず、後半戦初黒星。試合前の時点で14位に沈む相手に痛い取りこぼしとなってしまった。【亀山泰宏】