<J1:C大阪1-2鹿島>◇第33節◇11月30日◇長居

 鹿島が逆転優勝へいちるの望みを残した。優勝への生き残りを懸けたC大阪戦。強烈な先制パンチを放ったのが日本代表FW大迫勇也(23)だった。前半25分、CKからDF岩政の頭を経由して大迫の足元へ。「いかに我慢して点を取れるところで取るかで、今日は落ち着いて決めることができた」と、右足で挙げた2試合ぶりの得点を喜んだ。

 前節鳥栖戦では両チーム最多の7本のシュートを放つも不発。この日は同じ代表で1トップを争うC大阪柿谷と、偶然にも互いに今季19点目のゴールで競演したが、「チーム同士の対決だから意識しなかった」と冷静だった。

 同点で迎えた後半40分には、MF小笠原のFKからこぼれ球をMF中村が決めた。トニーニョ・セレーゾ監督は「(上位3チームに優勝の可能性があり)こういう状況は注目度が高まるのでいいことだと思う」と勝利を喜んだ。

 勝ち点で並んでいたC大阪を倒し、5位から3位に浮上。数字上は優勝の可能性が残った。ただし、横浜とは得失点9差もあり現実は厳しい。大迫は「難しいとは思うけど優勝を狙うしかない。そのために1年間やってきた」。ACL出場圏の3位から、わずかな可能性にかける。【辻敦子】