<J1:川崎F3-4大宮>◇第3節◇15日◇等々力

 川崎Fがたった3分で天国から地獄に転落した。開幕から公式戦4戦連続で後半ロスタイムに失点。3-2で勝利間近の後半45分にセットプレーで同点とされ、48分にMF山本がパスカットされると大宮MFチョに決勝弾を決められた。風間八宏監督(52)は「セットプレーで目の前の選手にやらせるかやらせないか、そう本気で思えるかの問題。選手は生きるか死ぬかの立場にある」と精神面が敗因とした。

 開幕神戸戦、広島戦、12日のACL蔚山戦でも後半ロスタイムに失点。累積警告のDFジェシ、ケガの登里に代わって最終ラインを任されたDF中沢、福森は空中戦で競り負けた。後半から入ったDF武岡も突破を許し、守備固めで入った山本は失点に絡んだ。MF中村憲剛(33)は「3点取った時点で終わらせないと。セットプレー以外は怖い攻撃はなかっただけに本当にもったいない」。一時は勝ち越しの今季初得点を決めたFW大久保嘉人(31)は「勝てないことから自信を失ってる」と振り返った。

 19日のACLウエスタンシドニー戦に備え、今日16日にオーストラリアへ出発する。過酷な連戦が続くが、1度は逆転した攻撃を力に前に進むしかない。【由本裕貴】

 ▼リーグ戦での3試合連続の後半ロスタイム失点

 Jリーグがロスタイムの時間を表記するようになった10年以降では、11年第16~18節の名古屋、11年第6、19、20節(変則日程)の清水、13年第30~32節の鹿島、13年第31~33節の浦和が記録。過去の4クラブはいずれもリードを広げられる失点であったり、2点以上リードしている中での失点を含んでいた。勝ち点に直結するような失点を、ロスタイムに3試合連続で喫した今回の川崎Fは極めて異例。