<J1:浦和1-0東京>◇第11節◇3日◇埼玉
浦和が日本代表GK西川周作(27)の活躍で10年4月以来、4年ぶりの首位に立った。最大の見せ場は後半7分。ドリブルで切れ込んだ東京DF徳永の左足シュートを右手1本でセーブ。軌道が変わったシュートはポストをたたいた。13本浴びたシュートにも冷静に対処し続けた。
これで今季リーグ戦、6試合目の完封勝利となり、昨季1年通しての7試合に早くも迫った。「完封は自分だけじゃない。前線の選手がしっかりと追ってくれているのが大きいから、余裕を持ってプレー出来ている」と謙遜した。決勝点をアシストしたMF柏木は「きわどいシュートに触っているし、(完封は)周ちゃんの力。だから1点取って早く助けたかった」と賛辞を惜しまなかった。
より高みを目指して今季から浦和へ移籍した。「横浜や川崎、今まで相性の悪かった相手に勝てている。そういうのは連覇した広島の雰囲気に似ている。我慢して勝って見えてくるものがある」と成長を感じている。セーブだけでなく、前半はキックで攻撃の起点となった。
チームメートのミスにも「OK、大丈夫」と声をかけ、安心感を与えている。気の抜けたプレー以外、叱責(しっせき)することはない。チームとともに上昇気流に乗っている。「トライしてのミスなら仕方ない。ミシャ(ペトロビッチ監督)と広島でやった時に学んだもの。1つのミスでちっちゃくなってはサッカーにならない」と前向きだ。浦和にとっても、西川にとっても大きな手応えを得た勝利だった。【高橋悟史】




