J2千葉の関塚隆新監督(52)が9日、就任後初めてピッチで練習の指揮を執った。攻撃陣を集めた居残り練習では約30分間、ジェスチャーを交えながら熱血指導。「2トップの時の基本的な動きを落とし込んでおこうかと思って」と、これまでの4-2-3-1からシステム変更も示唆した。指導を受けたFW森本は「技術的な話も経験があるので、言葉に重みがある」。MF佐藤勇も「オシムが言っていた、頭を使う練習が多い。メンタル面の大事さも前半戦のチームになかったところ」と信頼を寄せた。

 現在11位。指揮官は「技術は高いし、ポテンシャルはある。少しでも自分の積み重ねた経験を上乗せした状態で試合に臨めれば」と話した。初采配は13日の天皇杯J3長野戦。アグレッシブサッカーを目指し、09年以来6年ぶりのJ1昇格へ、タクトを振る。