<J1:甲府0-0C大阪>◇第16節◇23日◇中銀スタ

 C大阪が甲府と引き分け、またもペッツァイオリ新体制でのリーグ戦初勝利を逃した。シュート数は今季2番目に少ない7本。甲府相手にボール支配率では上回りながらも、フィニッシュまで持ち込めず、逆にボールを失い、カウンターを食らう場面が目立った。

 これで新監督就任後、2分け1敗。連続失点記録は10試合で止まったが、リーグ中断前から5戦連続勝ちなし。順位は13位に浮上したが、依然J2降格圏とはわずか勝ち点1差と厳しい戦いが続いており、試合後にはサポーターから容赦ないブーイングが浴びせられた。

 途中出場したFWフォルランは「監督が代わって戦術が浸透するにはまだ時間がかかると思う。勝ち点1が取れたのはよかった」と話した。主将MF山口は「ブーイングは当然だと思うし、むしろ少なかった。次勝つしかないし、今は耐え時だと思う」と必死に前を向いた。