J2札幌MF小野伸二(34)が、慎重に状態を見極めて次節栃木戦(25日、札幌ドーム)出場を判断する。18日、札幌・宮の沢で行われた全体練習への参加は見送り、別メニューで調整。午前にクラブハウス内でバイクをこぎ、午後は患部の治療に充てた。「明日(19日)は外で走ってと思いますが…。明日も中(屋内)だけになるかも」と説明した。

 右太もも裏のケガの影響で18日のアウェー山形戦は患部に張りが残り欠場した。チームは4連敗を喫しただけに、早期復帰が待たれるが、焦ってけがが回復しないまま強行出場し、さらに症状を悪化させて長期離脱することを危惧。100%の状態に戻るまで出場は見送る構えだ。

 幸いにも栃木戦は通常よりも1日遅い月曜日開催。回復も順調で古辺考功フィジカルコーチ(43)は「間に合うはず」と予想した。小野も「月曜日まで時間があるので大丈夫と思う」と出場に意欲を見せた。