<J3:藤枝1-1相模原>◇第25節◇14日◇藤枝サ

 藤枝は相模原と引き分け、勝ち点1を獲得した。前半4分にサイドを崩されて先制点を献上。1点を追う後半も攻撃が単調となり決定機を作ることもできなかったが、同ロスタイムにFW大石治寿(24)が放ったシュートのこぼれ球を途中出場のFW西山貴永(29)が左足で押し込み同点。試合後、水島武蔵監督(50)は「最後まであきらめずに全力を尽くしてくれた」とたたえた。

 この日はDF市川大祐(34)と相模原FW高原直泰(35)の元日本代表の2人がそろって先発出場。市川は「高原さんはボールを収める技術が高い」と警戒し、マッチアップした場面では激しく体をぶつけて仕事をさせなかった。

 ホームで勝利とはならなかったものの、チームは4戦負けなしと粘り強さを見せている。西山は「次はしっかり勝ち点3を取りたい」と次戦を見据えた。【神谷亮磨】