<J1:鳥栖2-1仙台>◇第24節◇20日◇ベアスタ
仙台がアウェーで鳥栖に敗れ、10年の再昇格以降初の4連敗を喫した。今季初先発のGK桜井繁(35)DF村上和弘(33)らベテランが奮闘するも、03年の6連敗以来の屈辱。0-2の後半44分にFW赤嶺真吾(30)が1点を返したが及ばず、敵地6戦勝ちなしとなった。
百戦錬磨の男たちが、勝利への執念を見せた。まずは25分、右サイドで太田とのパス交換から攻撃参加した村上がゴール前へ低いクロス。ウイルソンのヘッドはGKに阻まれたが、走り込んだFWの頭にピタリと合わせた。8年ぶりに仙台で先発出場した33歳は「ヨシをうまく使って攻めたかった」。最近では見られなかった効果的なサイド攻撃で相手ゴールを脅かした。
2485日ぶりのJ1出場を果たした桜井も燃えていた。34分、DFライン裏へのロングボールに素早く反応した。「仙台の力はこんなもんじゃない。ミスを怖がらずにプレーして、みんなを盛り上げたかった」。ペナルティーエリアの外まで飛び出し、ダイビングヘッドでピンチの芽を摘んだ。
攻撃のキーマンも熟練の技を見せた。後半3分、カウンターから33歳野沢のパスを受けた32歳の梁が、相手のハンドを誘ってPKを獲得。絶好の先制機をつかんだがウイルソンが失敗し、引き寄せていた流れを明け渡した。26分に先手を奪われ、39分にはまたしてもセットプレーから失点。試合後、サポーターからはブーイングが浴びせられた。渡辺監督は「前半からCKを与えながら耐えていたが、一瞬のスキを突かれてしまった」。課題が解決しないままでは、トンネルの出口は見えてこない。



