フランス・フットボール誌は2014年のサッカー界長者番付を発表した。選手ではバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(27)、監督ではチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督(52)が1位に輝いた。

 メッシが稼いだ額は、もはや我々庶民にはピンとこない数字。バルセロナからの給与が3600万ユーロ(約46億8000万円)。トルコ航空などのスポンサーから2800万ユーロ(約36億4000万円)。これに勝利給などのボーナスが加わると、計6500万ユーロ(約84億5000万円)にも上るという。

 これを週給に換算すると125万ユーロ。実に1週間で1億6250万円もの金額を稼いでいることになる。なんともうらやましい話だが、逆にこれだけのお金をもらって、なおかつ今でも勝利へのモチベーションが保てるというのは、ある意味すごいなと感心してしまう。

 ちなみに選手のベスト10は(1)メッシ(2)ロナルド(Rマドリード=5400万)(3)ネイマール(バルセロナ=3650万)(4)チアゴシウバ(パリサンジェルマン=2750万)(5)ファンペルシー(マンチェスターU=2560万)(6)ベール(Rマドリード=2380万)(7)ルーニー(マンチェスターU=2250万)(8)イブラヒモビッチ(パリサンジェルマン=2150万)(9)アグエロ(マンチェスターC=2120万)(10)レバンドフスキ(Bミュンヘン=2020万)。※単位はユーロ。

 一方、監督ではモウリーニョ監督が1800万ユーロ(約23億4000万円)でトップ。Rマドリードのアンチェロッティ監督が1550万ユーロで2位、Bミュンヘンのグアルディオラ監督が1520万ユーロで3位となっている。

 以下(4)ベンゲル監督(アーセナル=1130万)(5)ファンハール監督(マンチェスターU=1000万)(6)カペロ監督(ロシア代表=900万ユーロ)(7)ビラスボアス監督(ゼニト=850万)(8)エリクソン監督(中国・上海上港=800万)(9)クロップ(ドルトムント=720万)(10)ブラン(パリサンジェルマン=700万)となっている。※単位はユーロ。

 メッシは来年の発表でも1位になると、マンチェスターUやイングランド代表で活躍したデービッド・ベッカムと並ぶ、6度目の首位となる。他人のお金の使い道に口を出すつもりはないが、こういうスーパースターにはより多くのチャリティー活動に関わってもらい、サッカー選手としてだけでなく、人間としてお金に見合う存在だと証明してほしいと思う。