10季ぶり欧州チャンピオンズリーグ出場のモナコ(フランス)が、アウェーでアーセナル(イングランド)に大勝した。

 モナコはモナコ大公アルベール2世が見守る前で、下馬評を覆して快勝した。前半38分にMFコンドグビアが豪快な先制の左足ミドル。後半8分にはカウンターからFWディミタル・ベルバトフ(34)が貴重な右足ゴールを決めた。プレミア時代にトットナム、マンU、フラムの一員としてアーセナルの前に立ちはだかったベルバトフは敵地の激しいブーイングを得点で黙らせ「誰もこんな結果を予想してなかったと思うが、自分たちの力に自信があった」と胸を張った。昨夏にはコロンビア代表FWファルカオ、同MFロドリゲスを放出。バシリエフ副会長は「モナコのチームづくりが失敗したと言った人々に、正しい道を進んでいることを示せた」と興奮気味にまくし立てた。