ドルトムントの日本代表MF香川真司(26)が、視察した日本代表ハリルホジッチ監督の前で今季4点目のゴールを決めた。フランクフルト戦にトップ下でフル出場。前回ドルトムントに所属していた12年3月以来、約3年ぶりの2戦連発をマークして、チームを2連勝に導いた。フランクフルトの同MF長谷部誠(31)はフル出場。同僚の同MF乾貴士(26)は後半34分から途中出場し、ともに無得点だった。

 香川の2戦連続の一撃は1点リードの前半32分に生まれた。FWオバメヤンの右クロスに飛び込み、スライディングしながら左足でゴール。「(タイミングが)難しかったので、しっかり体をねかせ合わせることを意識しました」と話した。代表のハリルホジッチ監督へのアピールとなったが「ゴールはうれしいが後半、2点目、3点目をとれるチャンスがあったので悔しい」と満足していない。28日ドイツ杯準決勝・Bミュンヘン戦ではさらなる活躍で王者打倒を果たす。(鈴木智貴通信員)