1次リーグが開幕し、日本代表MF香川真司(26)が所属するC組のドルトムントがクラスノダール(ロシア)に逆転勝ちした。1-1の後半ロスタイムに新加入の韓国代表MF朴柱昊(28)が移籍後初ゴールを決めた。国内リーグを見据えてベンチスタートとなった香川は後半開始からピッチにたった。

 ドルトムント劇的勝利の立役者はマインツから加入し、この日が新天地デビューとなった朴柱昊だった。左MFで先発し、前半終了間際に右DFギンターの同点ゴールをアシスト。さらに香川の途中出場にともなって左DFに移動していた後半ロスタイムには、ギンターのクロスに果敢に飛び込み、頭で決勝点を挙げた。絶好調のドルトムントはこれで公式戦10連勝。20日のブンデスリーガ・レーバークーゼン戦に向け、前半は温存された香川も「誰もがデビュー戦は緊張する。その中で1ゴール1アシストできたことは彼にとって良かった」と朴をたたえた。(鈴木智貴通信員)