国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長(79)とミシェル・プラティニ副会長(60)が倫理委員会から7年間の活動停止可能性を受ける可能性があると23日、英BBC放送(電子版)が報じた。

 2011年にブラッター氏が、以前の職務の報酬として200万スイスフラン(約2億4000万円)をプラティニ氏にFIFA資金から不法に支払った疑いがあり、FIFA倫理委の調査部門が既に調査を終了した。近く裁定部門が正式な処分を発表する見通し。

 スイス検察当局も横領などの疑いで捜査に乗り出しており、両氏は10月にFIFA倫理委員会から90日間の暫定活動停止処分を受けた。プラティニ氏は来年2月のFIFA会長選に立候補しているが、暫定活動停止処分のため資格審査を保留されている。最終的な処分内容によっては、会長選からの撤退を余儀なくされる可能性もある。