ACミランのFW本田圭佑(29)が年内最終戦となるフロジノーネ戦(アウェー)でフル出場した。9月22日ウディネーゼ戦以来、実にリーグ12試合ぶりとなる先発起用に1アシストで応えた。チームも格下に快勝。スッキリと15年の公式戦を締めくくった。

 本田は取材エリアに姿を見せなかったが、辛口のミハイロビッチ監督が「今日のようなプレーをすれば、常に試合に出ることになる。私はこれまでずっと彼がミランにとって重要な選手であると言ってきた。移籍リストに載ったことは1度もない」。ガリアーニ副会長も「本田は信じれないほどの仕事をした。いい選手だし、放出を頼んできたことはない」と当然のように残留すると強調した。21日付ガゼッタ・デロ・スポルト紙も7点と高評価で「本田はこのミランのエースであることもできる」と書いた。本田は米国で自身のサッカー教室を行い、近日中に一時帰国する。(波平千種通信員)