ローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ(39)が、ナポリからユベントスへ移籍したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン(28)をチクリと批判した。

 トッティは遠征中の米ボストンでガゼッタ・デロ・スポルト紙のインタビューを受け「私にとってローマは理想的な結婚相手のようなものだ。このチームカラーを常に愛してきたし、このユニホームだけを着たいと思った。ローマに残ることはハートによる決断だ。私にとっては金銭以上のもの、情熱がある」と話した。

 トッティは16歳だった93年にローマのトップチームデビュー。以降、同クラブの「王子様」としてローマ一筋でプレーしてきた。それだけに「自分のハートに従う選手はそれほど多くはない。みんな勝つために、より多く稼ぐためにユニホームを変えることを選ぶ」と高額の年俸を積まれ、移籍を選ぶ選手たちを批判。

 「ファンたちは愛する選手から裏切られることを望まない。イグアインの場合を見てみればいい。まさに悲劇だ」と話し、ベール、ロナルド(ともにRマドリード)に続く史上3位の移籍金9000万ユーロ(約103億5000万円)でユベントス入りを決めたイグアインを例に挙げた。