ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長(80)が、伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトで、12月13日に予定されるクラブの株主総会で中国の投資グループへの売却が決まらなかった場合、「私は喜んでミランを取り戻す」と宣言した。

 ベルルスコーニ氏はミランの売却について「必要に迫られた決断だった。私は唯一届いたオファーを受け入れた」と観念的な発言をする一方で、「もし売却が決まらなければ、イタリア人の若手でチームを作り上げていく」と新たな野望も口にした。

 ただ実際のところ、株主総会で中国の投資グループの手に渡るだろうと見ている人が多い。(波平千種通信員)